搬送区分・エリア | 通院・東京 |
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年代・性別 | ‐・女性 |
搬送中の観察・処置 | 人工呼吸器、自動吸引器 ※いずれも在宅利用中の器材 |
年に一度の胃ろう交換のため通院
在宅で呼吸管理を継続されている患者様の通院搬送を担当しました。
患者様はご自宅で呼吸管理を継続され、ご家族様の温かい見守りの中で日々過ごされており、年に一度の胃瘻交換のため人工呼吸管理を継続されたままのご通院となりました。ご通院に際し、人工呼吸器(フィリップス社製「トリロジー」)の他に普段使用している自動吸引システムも使用しながらの移動となりました。
ご家族様は医療機器の特性を詳しくご存知で、事前に「吸引器はバッテリがないので車内電源を使用したい」「人工呼吸器は搬送時間を考慮しても十分対応できるバッテリを搭載しているので電源は不要」であることをご連絡いただきました。またSpO2低下があった場合に人工呼吸器に接続できる低圧酸素の準備のご依頼がありました。
お住いのエレベーターのスペースの関係で、リクライニング車椅子により座位に近い体勢をとりながら地上階までの移動となりました。そのため、頸部圧迫により気道確保が損なわれないよう十分配慮が必要となりました。
ストレッチャーへ移乗後はバックラックに人工呼吸器を固定すると共に呼吸回路に不要なテンションが掛らないよう固定し、十分配慮した上で搬送を行い、無事通院することができました。搬送終了時にご家族様より「また次回もお願いします」とのお言葉をいただき、これまでの経験や知識が役に立って良かったとホッとしました。次回のご依頼をお待ちしております。